手足口病とは?

乳幼児を中心に流行する急性のウィルス感染症です。

手足口病は6月頃から増えはじめ、7月にピークを迎えるウイルス性の感染症です。原因ウイルスは【エンテロウイルス】【コクサッキーウイルス】【エコーウィルス】など複数の種類があるので、一度手足口病にかかっても別の種類のウイルスが原因となって再び感染する可能性があります。

患者のほとんどが5歳未満の小児で約80%を占めますが、まれに大人も感染することがあります。

どんな症状?

発疹

主に、手のひらや足の甲・足の裏、口の中に2~3mm程度の水疱性の発疹ができます。肘や膝・お尻などに出来ることもあります。口の中にできた発疹は軽い痛みや潰瘍になることがあり、食事や飲み物が取れずに【脱水症状】を起こすこともあるので、注意しましょう。

発疹は、約3~7日間ほどで、自然に消えていきます。

発熱

 

発熱が約1~3日間出ることがあります。(ほとんどは38度以下です)

その他
  • 症状が消えてから1~2か月後に手足の爪がはがれたり、爪が変形することがありますが、いずれも自然に治ります。
  • まれに【髄膜炎】【脳炎】など合併症や重症化を起こすことがあるので、注意が必要です。

治療は?

手足口病に対する特別な治療はありません。経過観察と症状に合わせた対症療法となります。

口の中に発疹がある場合は、痛みを和らげるために鎮痛剤を処方されることがあります。飲食がしづらい場合もあるので刺激のある物は避けて、のどごしの良い柔らかい食事にしましょう。脱水にならないように水分もしっかり取るようにしましょう。

予防は?

手足口病の感染は、咳やくしゃみなどの飛沫によって感染する【飛沫感染】や、唾液や鼻水、手が触れることで感染する【接触感染】が主な感染経路です。また、症状がなくなった後も2〜4週間程は便からウィルスが排泄されているので、オムツなどの交換後に汚染された手指を介して感染が広がることがあります。

感染しても症状の出づらい人もあり、周囲への感染源となります。
流行期には、十分な手洗い・消毒をしましょう!