今年は、全国で麻しん(はしか)の感染が報告されています。

特にアジアの国々に渡航歴のある方が多く報告されています。

麻しんが流行している国に渡航する前は、必ず麻しん含有ワクチンの接種歴、抗体値を確認し、未接種や抗体がついていない方は予防接種をされてから渡航するようにしましょう。

当院でも予防接種ができます。予約制になっていますのでお気軽にお問合せ下さい。

麻しんの症状

初期症状は、発熱とカタル症状(咳・鼻水・眼球粘膜の充血など)です。これらが数日続いた後に口腔内に麻しんに特徴的とされるコプリック斑(白い粘膜疹)が現れます。

コプリック斑が出現すると、一旦体温は下がったかのように見えますが、すぐに高熱となり、体に赤い発しんが出始めて全身に広がります。

肺炎・中耳炎を合併することが多く1000人に1人は脳炎を合併し命に関わります。

感染経路

空気感染・飛沫感染・接触感染で感染するため、免疫がなければ同じ空間にいるだけで感染し発症する危険性が高くなります。(コンサート会場・体育館など)

 

麻しんウイルス感染後、約10~12日潜伏期間を経て発症します。麻しんの予防接種歴がなく10日~12日前に海外や空港、人が多く集まる場所に行った後、似たような症状が出たら

感染拡大受診前に病院へ、必ず電話を入れましょう。