今年、8月~9月にブラジルのリオデジャネイロでオリンピックとパラリンピックが開催されます。多くの日本人の渡航が予測され、ジカウイルス感染症が日本に入ってくるリスクが高まっています。

ジカウイルス感染症で最大の問題は、妊娠中の女性が感染すると胎児が『小頭症』になる危険性が強く疑われることです!

流行地へ渡航する場合は、長袖・長ズボンの着用や虫よけスプレーを使用する等して、蚊に刺されないように注意して下さい。特に女性の方は流行地への渡航は控えましょう!

また、性交渉による感染リスクも指摘されており流行地域から帰国した男性で妊娠中のパートナーがいる場合は、症状の有無にかかわらず妊娠期間中は避妊具を使用しましょう!(厚生労働省)

ジカウイルス感染症=軽度な発熱・頭痛・関節痛・筋肉痛・斑丘疹・結膜炎・倦怠感・疲労感など。また、血小板減少などが認められる場合もあります。

潜伏期間=2~12日(多くは2~7日)

このような症状がある場合は、保健所へ連絡をして指定の医療機関へ速やかに受診しましょう!!

 

青木内科・小児科医院

Tel:086-281-2277