インフルエンザと風邪の違いは?

一般的に、風邪は様々なウィルスによって起こりますが、普通の風邪の多くは、のどの痛み・鼻汁・くしゃみや咳などの症状が中心で、全身症状はあまり見られません。発熱もインフルエンザほど高くなく、重症化することもあまりありません。

一方、インフルエンザは、インフルエンザウィルスに感染することによって起こる病気です。

どんな症状がでるの?

初期は、あまり鼻汁などの症状はなく、突然の高熱(38℃以上)がでます。一般的な風邪と比べて、発熱に伴って寒気や頭痛など急に全身症状が現れます。熱が出る時は、寒気で全身がガタガタと震えが出たり、全身の関節・筋肉の痛みが出ることもあります。

インフルエンザは感染力が非常に強く人から人へと感染していきます。

人によっては重症化する恐れもあり、症状が出た場合には早めに医療機関を受診しましょう。

インフルエンザの感染を防ぐには?

  1. 感染した人が咳やくしゃみをすることで、空気中にウィルスの入った飛沫が漂い、それを吸い込むことで感染します。人混みを避け、外出時にはマスクをしましょう。
  2. 感染した人が咳や鼻汁などのついた手で、ドアノブなど触れた場所を触れて、ウィルスが口など粘膜から体内に侵入することで感染します。しっかりと手洗いやうがいをしましょう。
  3. 栄養と休養を十分にとり、室内では加湿と換気をよくしましょう。
流行前の予防接種が有効です!

流行前にインフルエンザの予防接種を!

インフルエンザワクチンは、感染後に発症する可能性を低減させる効果と、インフルエンザにかかった場合の重症化防止に有効と報告されています。

ワクチンは接種してから、免疫ができるまでに約2週間かかります。早めに予防接種を済ませ、流行を乗り切りましょう!