花粉症とは

花粉症とは、スギやヒノキ、ヨモギ、ブタクサなどの植物の花粉が、鼻や目の粘膜にふれることによって、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみなどのアレルギー症状を起こす病気です。アレルギー症状により頭がボーっとする、集中力の低下など、仕事、勉強にも支障を感じたり、日常生活に悪影響を及ぼすこともあります。

アレルギーの原因を知りましょう

花粉症と言っても、原因となる花粉には多くの種類があり、花粉が飛散する時期もそれぞれ違います。『花粉症だから春には対策を』と、ご自分で思っていても、実は原因が他にある場合もあります。アレルギーを引き起こす原因を知ることにより、花粉の飛散する時期、症状の発現時期を予測して予防対策をすることができます。まずはアレルギーの原因(アレルゲン)を知ることが大切です。当院ではアレルギー抗体検査(血液検査)も実施しています。

自分でできる花粉症対策

  • 外出時はマスク、花粉症対策メガネなどを着用し、帰宅時は手洗いうがいをしましょう。アレルギー物質を体内に取り込まないことが大切です。
  • 家に入る前に服をはたく、洗濯物は室内干しにするなど、家の中に花粉を持ち込まないように心がけましょう。
  • 換気をする場合は窓を少しだけ開け、レースのカーテンをすると花粉の流入を減らすことができます。
  • 室内をこまめに掃除しましょう。
  • 規則正しい生活と、バランスの良い食生活をこころがけて体調管理にも気をつけましょう。

花粉症の治療方法

治療としては、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、眼のかゆみなどの症状に合わせて、抗ヒスタミン薬や抗アレルギー薬を主体とした内服薬と、点眼薬や点鼻薬を併用します。

スギ花粉症を治療する舌下免疫療法

免疫療法とは、アレルギーの原因であるアレルゲンを少量から投与することで、体を徐々にアレルゲンに慣らし、アレルギー症状を和らげるなど、根本的な体質改善が期待できる治療法です。スギ花粉に対するアレルゲン免疫療法としては、以前は医療機関に通院して注射をする方法だけでしたが、現在は舌の下にお薬を投与する『舌下免疫療法』があり、ご自宅で服用できるようになりました。

当院で舌下免疫療法を行うことができます

5月のGW明け頃より、スギ花粉症の舌下免疫療法を開始しています。

毎週金曜日の午前中診察 アレルギー専門 松本尚美医師が担当します。

随時予約を受け付けています。お気軽にご相談ください。

        医療法人 青木内科小児科医院 ☎086-281-2277