◆インフルエンザの症状

「インフルエンザ」は、インフルエンザウイルスに感染することによっておこる病気です。インフルエンザは、1~5日(平均2日)の潜伏期間の後、突然に発症し、38℃以上の発熱、筋肉痛、倦怠感、食欲不振などの全身症状が現れます。通常は10日前後で症状が落ち着き、治癒します。

◆インフルエンザとかぜとの違い

かぜ インフルエンザ
発症期間 1年を通じ散発的 秋~冬にかけて流行
主な症状 上気道症状 全身症状
症状の進行 緩徐 急激
発熱 微熱 高熱(38℃以上)
発熱以外の症状 くしゃみ・のどの痛み・鼻水・鼻づまりなど 咳・のどの痛み・全身倦怠感・食欲不振・関節痛・筋肉痛・頭痛など
原因ウイルス ライノウイルス・コロナウイルス・RSウイルスなど インフルエンザウイルス

◆インフルエンザワクチンの効果

今年度の季節性インフルエンザワクチンは、インフルエンザA/H1N1亜型(インフルエンザ(H1N1)2009と同じ亜型)とA/H3N2亜型(いわゆるA香港型)、B型の3種類が含まれたワクチンです。インフルエンザが発症しても、通常は1週間程度で回復しますが、中には肺炎などの合併症が現れ「重症化」するケースもあるため、ワクチンにはこれらを抑える効果があるといわれています。

◆インフルエンザの予防

予防の基本は、流行前に予防接種を受けることですが、インフルエンザは空気中に拡散されたウイルスによって感染するため、感染予防のためにも人混みは避けましょう。また、日頃から十分な栄養や休息をとることも大事です。室内では加湿器などを使って加湿させ、外出時にマスク着用、帰宅時の手洗い・うがいを心掛けましょう。


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