花粉症とは

花粉症とは、スギやヒノキ、ヨモギ、ブタクサなどの植物の花粉が、鼻や目の粘膜にふれることによって、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみなどのアレルギー症状を起こす病気です。アレルギー症状により頭がボーっとする、集中力の低下など、仕事、勉強にも支障を感じたり、日常生活に悪影響を及ぼすこともあります。

アレルギーの原因を知りましょう

花粉症といっても、原因となる花粉には多くの種類があり、花粉が飛散する時期もそれぞれ違います。『花粉症だから春には対策を』と、ご自分で思っていても、実は原因が他にある場合もあります。アレルギーを引き起こす原因を知ることにより、花粉の飛散する時期、症状の発現時期を予測して予防対策をすることができます。まずはアレルギーの原因(アレルゲン)を知ることが大切です。当院ではアレルギー抗体検査(血液検査)も実施しています。

花粉症の治療方法

治療としては、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみなどの症状に合わせて、抗ヒスタミン薬や抗アレルギー薬を主体とした内服薬と、点眼薬や点鼻薬を併用します。

スギ花粉症を治療する舌下免疫療法

免疫療法とは、アレルギーの原因であるアレルゲンを少量から投与することで、体を徐々にアレルゲンに慣らし、アレルギー症状を和らげるなど、根本的な体質改善が期待できる治療法です。スギ花粉症に対するアレルゲン免疫療法としては、以前は医療機関に通院して注射をする方法だけでしたが、現在は舌の下にお薬を投与する『舌下免疫療法』があり、ご自宅で服用できる治療法があります。

ダニを原因とするアレルギー性鼻炎も

くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみなどのアレルギー症状を起こす原因として、花粉だけではなく、家の中のダニのフンや死骸が原因となっている場合もあります。ダニアレルギーは通年性のアレルギーですが、注意すべき時期があります。ダニは気温と湿度が高い夏場にかけて繁殖し、そのフンと死骸が増える9~10月にはダニアレルギーの発症が増えると言われています。

ダニアレルギーに対するアレルゲン免疫療法としても『舌下免疫療法』があります。

当院で舌下免疫療法を行うことができます

5月のGW明け頃より、スギ花粉症の舌下免疫療法を開始しています。

ダニアレルギーの舌下免疫療法は、通年開始できます。

毎週金曜日の午前中診察 アレルギー専門 松本尚美医師が担当します。

随時予約を受け付けています。お気軽にお問い合わせください。

医療法人 青木内科小児科医院 ☎086-281-2277